行政書士と税理士の違いは
お金のことは税理士に任せてあればという社長、経営者の方にさらに大事なお話になります。
税理士は税務に関する企業業績に対するお金の出し入れの結果を管理し税務申告するいわゆる税務コンサルタントという立ち位置になります。
今回のコロナ関連に際して持続化給付金についての申請の代行、無担保無利子融資申請のための金融機関への経営計画書、返済計画書などの書類を作成をするのが行政書士の仕事となります。
税理士は申請の代行はやらないでしょうか。もちろん顧客のサービスでおこなっている事務所もあるでしょう。しかし、少なくとも50件以上顧客をかかえている事務所ではなかなか難しいのが現状です。
なぜなら、そこまで手が回らないからです。50社以上の顧問契約をかかえていると月々の会計記帳や監査は税理士資格をもたない事務所スタッフがおこなっています。申請を税理士資格保持者がそこまでやったら本来業務ができずショートしてしまいます。
これは現に私の提携税理士事務所から聞いた話です。
資金調達業務は財務コンサルタントです
では行政書士や中小企業診断士が行っている企業コンサルは財務コンサルタントにあたります。
税務はお金の出し入れの結果の管理に対して、財務はどう資金を生み出していくのか、補助金申請、経営体質改善、金融機関との良好な関係づくり、その他お金のことの相談相手になる専門家です。
とりわけ私どものような行政書士が財務コンサルタントとして顧問契約を結べば建設業なら建設許可申請、経営事項審査、地方公共団体への入札、外国人雇用なら在留許可申請取得、会社定款変更、増資、企業継承、役員社員の相続業務などあらゆることに対応できます。
以外と知られておりませんが政府が出している補助金申請業務は行政書士が申請の通る専門的書類を作成することにより採択率が高くなります。社長さんや経営者の方は本業に力を注ぐことができます。
会計記帳による顧問契約
行政書士と顧問契約を結ぶ場合は会計記帳も含めることが大きなメリットになります。
一つは経理担当者の雇用に関して。もちろん、事務員をおくことは必要かと思いますが税務や簿記の知識を持った専門事務員となるとその分の人件費を顧問料にすることで費用削減になります。
二つ目は社長はじめ経営者が経理、簿記事務にとらわれることなく本業に従事できることは結果的に利益向上につながります。
最後にお金のことは非常に他人には聞きづらいこともありますが、行政書士は守秘義務を担保された国家資格者でありますので情報が他にもれることもなく相談ができます。
当事務所では許認可申請の専門であるとともにファイナンシャルプランナーとして、また中小企業経営論、会計学、財務診断論を大学に専門的に学び(ゼミは中小企業経営論、財務診断論)、その後企業での経験をいかしてのアドバイスもいたします。
行政書士と税理士のダブルチェック
会計記帳代行を行政書士に税務申告を税理士に依頼するというのがもっとも効率的になります。
費用的にも税理士事務所にすべて依頼するのと二つの専門家に分けて依頼するのも報酬はほとんど変わりません。
さらにお互いにダブルチェックにより公正で正確な会計システムが構築できます。